エレガントな薄型時計『ピアジェ アルティプラノ』
皆さま、こんにちは。
本日は、ピアジェの薄型時計『アルティプラノ』を紹介させていただきます。
ピアジェの時計製造の歴史は、1874年にラ・コート・オ・フェにある工房で幕を開けました。
1957年、厚さ2mmの手巻キャリバー『9P』を発表、その3年後には極薄手巻ムーブメントを開発し、ピアジェは薄型時計製造の先駆けとなります。
間もなくピアジェの薄型時計は男女を問わず、芸術や映画、音楽の分野で活躍するエレガントな人々に注目され、愛用されるようになりました。
それから60年以上たった今も、ピアジェは薄型時計製造の最前線にいるのです。
■薄型時計の魅力とは
極薄が高級時計のひとつの指標となり、いまや多くのブランドがその薄さを競い研究開発を重ねています。
その薄型時計開発の元祖といわれるピアジェが薄型時計を作るのには理由があります。
それは、洗練された美しさのあるエレガントな時計には薄さが必要だからです。
着け心地が良く、着こなしの邪魔をせず品よくまとまる姿が、ファッションの仕上げに最適なのです。
ボリュームのある時計が好きな男性も、歳を重ね経験値が増すと、薄くて品のある時計を好むようになることはよくあります。
そして、薄型の機械式ムーブメントの開発・製造には特別な技術が求められます。
時計愛好家がコンプリケーションとともに極薄時計を高く評価し、1本は所有しているのはそのためです。
機械式時計の歴史を見ても、薄型時計を開発・製造できるメーカーはごくわずかです。
超薄型モデルの難しさは、歯車やバネ、主ゼンマイや脱進機など全てのパーツを紙のように薄く作り、それをしっかりと連携させて確実に動くように組み立てることなのです。
たとえば、歯車は歯同志が噛み合って力を伝えますが、厚みがあれば多少のずれがあっても機能します。ところが歯車が薄いと、ほんのわずかなずれでも機能しません。
超薄型ムーブメントの歯車は紙のように薄いので、しっかりと噛み合わせてスムーズに動くようにするだけでも大変なことで、特別なノウハウが必要なのです。
■『アルティプラノ』の名前の由来
『アルティプラノ(Altiplano)』とはスペイン語で『高原』という意味です。
このモデルは南米大陸のアルゼンチン、チリ、ペルー、ボリビアの4か国にまたがる広大なアルティプラノ高原をテーマにしているそうです。
アルティプラノは海抜3,650mの高地にあり、見渡す限り続く平原です。
この高原は『天空の鏡』と呼ばれるウユニ塩湖があることでも有名です。
ウユニ塩湖は世界一平らな平原で、一面の真っ白な塩の上に雨水が張ると真っ青な空を鏡のように映す、奇跡の絶景スポットとして知られています。
アルティプラノ高原の純潔さがシンプルでエレガントな薄型ウォッチのイメージと重なるため、この名前が付けられたといわれています。
▪️アルティプラノ・オリジン G0A45400
『G0A45400』はエレガントな雰囲気の漂う洗練されたデザインが特徴です。清潔感のある白文字盤と優美なピンクゴールド製ケースが美しく、直径40mmのケースの厚さはわずか6.36mm。
搭載される極薄自動巻きムーブメント『1205P1』は、厚さ3mmながらスモールセコンドと日付表示を備え、実用性も高い仕様となっています。
▪️仕様
ケース:18Kピンクゴールド製、直径40mm、厚さ6.36mm
ムーブメント:自社製自動巻きキャリバー 1205P1 スモールセコンド、日付表示
ストラップ:マホガニーブラウンのアリゲーターストラップ
防水性:3気圧
価格:¥4,180,000(税込)
13 , Jun , 2025