【ULYSSE NARDIN】ブラスト スケルトンX
2022年02月25日
皆さん、こんにちは。
まだまだ寒い日が続きますね。空気の澄んだ冬も嫌いではないですが、やはり春は待ち遠しいものです。
本日はユリス・ナルダンより時計のご紹介です。
「ユリス・ナルダンってどんなブランド?」という方もいらっしゃると思うので、まずは歴史から。
ユリス・ナルダンといえば、ブランドロゴにも”イカリ”のマークが入っており”、マリン クロノメーター”という
イメージを持たれる方が多いと思います。
創業は1846年、大規模な海洋探査と国際貿易が盛んになっていた時代です。
ル・ロックルに自身の名前を冠した会社を設立したユリスは複雑なポケットウォッチと共に航海用の独自の
マリーン クロノメーターの開発に着手します。
尽きることのない発明の才に恵まれた彼は、確実かつ着実に日々新しいアイデアを思いつき、
超高精度タイムピースの設計を進めていったそうです。
波の揺れや温度の変化などの影響を受けにくいユリス・ナルダンのマリンクロノメーターは、海軍や
国際海運会社で採用されます。明治天皇もユリス・ナルダンの時計を愛用していたと言われています。
1970年代のクォーツショックでダメージを受けますが、80年代には持ち前の技術力で息を吹き返します。
天才時計師・物理学者のルートヴィヒ・エクスリン博士と協力して「天文三部作」と呼ばれる3つの腕時計を開発しました。
太陽・月・星座を文字盤上で見る天文時計を腕時計サイズにしたもので、その複雑さから第一作の「アストロラビウム・
ガリレオ ガリレイ」はギネスにも認定されています。こちらの時計についてはまた後日お話ししますね。
どちらかというと、クラシカルな印象の強いブランドですが、そんな中でも異彩を放つデザインの時計がこちら。
ブラスト スケルトンX 43mm ref. 3715-260/CARB
チタン製のケースに収められたキャリバー:UN371-1は全体の70%がスケルトンの仕様。
また、テンプ回りには”シリシウム”というシリコン由来の素材を採用し、耐久性と耐磁制を実現。
見た目の大胆さに加え、実用性も兼ね備えた時計です。
気になる方は是非、店頭で。