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グラスヒュッテ・オリジナルの魅力を語る ~文字盤編~

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皆さま、こんにちは。

さて、今回のお話はドイツ時計の雄、グラスヒュッテ・オリジナルについて。

 

高級時計といえば、勿論スイスが圧倒的に有名ですが、それに続くとされているのが日本とドイツです。

この両国に共通するのはモノづくりに対する高い評価ですね。

トヨタやメルセデスベンツなどは自動車業界でもトップクラスですし、国民性としても勤勉で真面目なイメージが強くこの辺りも緻密な作業を要する時計作りにマッチしていると思うのは自然な流れだと思います。

 

そんなドイツ時計業界の中心にいると言っても過言ではないブランド、グラスヒュッテ・オリジナル。

ごく小さなネジから非常に複雑なムーブメントまで、グラスヒュッテ・オリジナルの時計は製造技術の豊かさを最大限に活用し、大部分が手作業でつくられています。

また、その内製率は95%といわれ、まさにマニュファクチュールブランド。

 

 

 

今回はダイヤルメイキング(文字盤)についてお伝えします。

文字盤は時計にとってはまさに“顔”。

時計を選ぶにあたって、文字盤に惹かれて購入に至るケースは少なくありません。

技術・細工・素材、文字盤を表現する様々な要素で時計の表情は変わります。

 

【文字盤が出来るまで】

フライス加工、ドリル加工、表面加工

文字盤はまずブランクが製造され、最初にスライス加工とドリル加工が施され原型完成します。

これにムーブメントを正しく取り付けることが出来るよう、「足」が取り付けられた後、研磨・ポリッシュ仕上げが施されます。

 

ガルバニックとラッカー仕上げ

その後、時計のデザインに応じて、文字盤に「顔」が与えられます。ガルバニックと呼ばれる電気分解によって、金属素材を均一に処理し、ラッカー仕上げでは表面に手作業で均一にカラーコーティングをスプレーしてから、窯で乾燥させます。

 

プリント加工

最後のステップの一つがプリント加工です。いわゆるパッドプリントでは、シリコン製バルーンを使用してインクを吸い取り、これをスタンプのようにしてお文字盤に押し当ててプリントしていきます。

 

【仕上げの種類】

サンレイ仕上げ

多くのモデルに採用されているサンレイ仕上げ。

回転する真鍮ブラシを用いて施されていきます。

小さなモーターで規則正しい回転を確保しながら、機械のセットアップと操作は手作業で実施されています。

中心から放射状に輝くサンレイ仕上げの文字盤は多くのブランドで採用されている技法ですが、グラスヒュッテ・オリジナルのサンレイ仕上げは他を圧倒するほどの仕上げの良さを感じます。

 

円形仕上げ

円形仕上げ(別名:ビニールパターン)は、旋盤を用いて実施されます。

旋回工具を用いて、回転する文字盤ブランクから細く筋状に金属を削り取ることで、細かい溝のパターンが生まれます。

このパターンは、特に、多くのパノシリーズに見られるようなサブダイヤルに使用されています。

単調になりがちな文字盤に変化を加え、時計に表情を与える役割をしてくれています。

 

マザー・オブ・パール

マザー・オブ・パールの文字盤は、厚さわずか 0.4 mm 。

かみそりのように薄いこの素材が割れるのを防ぐため、同じく厚さ 0.4 mm の真鍮またはジャーマンシルバー製ディスクの上に取り付けます。

さらなるカラー効果を生み出すには、文字盤とベースプレートの間にブルーやピンクのラッカーを追加しマザー・オブ・パールから色が透けて、色の輝きを加えています。

ご存じのように、自然界の素材を使っているので、その文字盤は唯一無二のものとなり非常に繊細な為、加工が非常に難しいと言われています。

 

いかがでしたか?

ムーブメントなどの機械だけではなく、無事版も含めた95%を自社生産できるブランドは業界の中でも非常に稀な存在で素晴らしい技術を持ったグラスヒュッテ・オリジナル。

その技術を是非、実機で感じてみてはいかがでしょうか?

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