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リシュモングループの中心にいるカルティエ ~ムーブメント編~

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皆さま、こんにちは。

2月に入り、時計ファンにとっての春、そうSIHHの時期が近づいてまいりました。

SIHHとはジュネーブサロンと言われ (Salon international de la haute horlogerie、SIHH、国際高級時計サロン)、スイス・ジュネーブにて行われている世界最大の宝飾と時計の見本市の一つです。

今年は4月9日から15日までの日程で開催予定です。

Watches and Wonders Geneva 2024 – Palexpo SA

 

元々、バーゼル・フェアに出展していたカルティエを中心とする高級時計メーカーグループであるリシュモングループが1991年に独立し現在の形となりました。

2020年以降はロレックスやLVMHグループ傘下の各ブランド、グランドセイコーなどは本展で新作の発表・展示を行っています。

 

そのリシュモングループの中心にいるブランドの一つがカルティエです。

カルティエと言えば、一般的にはジュエリーブランドのイメージが強いと思いますが、実は時計作りの歴史は古く、その品質も高いと評価されています。

本日はカルティエのムーブメントについて見ていきます。

 

【なぜ、カルティエがリシュモングループの中心にいると言えるのか?】

その理由の一つがリシュモングループのムーブメント製造におけるグループ内設計共有プランにあります。

ムーブメントについては2010年問題と呼ばれたETAのエボーシュ供給停止宣言に前後して、各ブランドで基幹ムーブメントの独自開発が行われ、その熟成改良が成された結果、現在のムーブメントにたどり着いています。

そして現在、リシュモンキャリバーと呼ばれるベースムーブメントは、共にカルティエのムーブメントである「キャリバー1904 MC」「キャリバー1847 MC」の基礎設計が、そのままリシュモン キャリバーとして使われているのです。

 

【カルティエの自社製ムーブメント】

現在、カルティエは2つの自社製ムーブメント併用してモデルごとに使用しています。

①CAETIER Cal. 1847MC

これまでETA製エボーシュを採用してきたエントリーラインへの搭載用に、2015年に発表されました。

サイズはETA2892系、ETA2824系と同様の11ハーフリーニュ。高速回転型のシングルバレルを採用することで、等時性を高めています。

直径25.6mm。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。

 

②CARTIER Cal. 1904 MC

カルティエが初めて設計/製造を一貫して手掛ける自動巻きの基幹ムーブメントとして2010年に発表されました。

ETA製の主要エボーシュと同寸の11ハーフリーニュにツインバレルを収納。これはロングパワーリザーブ化を目的としたものではなく、トルクの安定供給に主眼を置いたものとされています。

直径25.6mm、厚さ4.0mm。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。

 

 

【ヴァル・フルリエ社】

カルティエが所属するリシュモングループは、2005年にムーブメント製造の拠点となる「ヴァル・フルリエ社」を設立します。

実はそれ以前にも、前身となるヴァンドーム・グループ時代から、ムーブメントパーツの製造部門を有していましたが、それを強化するきっかけは、2000年のLVMHグループ傘下だったジャガー・ルクルトやIWC、A.ランゲ&ゾーネの買収したことでした。

これにより、ムーブメントの開発・製造に関するより高度なノウハウが、グループにもたらされたからです。

2014年には広大な新ファクトリーが完成。これに伴い、ETAの代替機となるベーシックな基幹ムーブメントの開発・製造にも着手しました。

現在、陣頭指揮を執るのは、まさにカルティエで長く手腕を振るったキャロル・フォレスティエ=カザピ氏。

彼女は自身がカルティエ時代に開発したキャリバー1904MCとキャリバー1847MCの基本設計を流用し、各ブランドに向け3針の自動巻きや手巻きムーブメントへアレンジしました。

それらを称して“リシュモン・ムーブメント”と呼び、同グループのボーム&メルシエ初の自社ムーブ「ボーマティック」のベースにもなっています。

なお、ヴァシュロン・コンスタンタンの「キャリバー1326」は、より繊細な設計を持つ1904 MCをベースに開発されているそうです。

カルティエがリシュモングループの中で持つ役割はかなり大きなものである事が分かる一例と言えるでしょう。

 

 

いかがでしたか?

リシュモングループにおけるカルティエが担う役割を見てきました。世界随一のジュエラーでありながら、時計作りにおいてカルティエはやはり一流のブランドだと思います。

今年はどんな新作が発表されるのか、今から楽しみですね。

 

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