【赤の情景を纏う、ふたつの限定モデル】グランドセイコー SBGA499/SBGE305
皆さまこんにちは。
季節を感じ、時を愛でる。それはグランドセイコーが創業以来大切にしてきた、日本ならではの美意識です。
そんな美学を象徴するのが、2024年に登場した2本の赤い限定モデル——
「SBGA499」と「SBGE305」。どちらも、スプリングドライブ誕生20周年を記念したスペシャルピースです。
赤。それは時に情熱であり、自然の移ろいであり、人生の節目を彩る色。
この2本は、同じ“赤”というカラーを通じて、全く異なる風景を私たちに見せてくれます。
今回はこの2モデルの魅力と違いを、深く掘り下げてご紹介します。
SBGA499|穂高連峰の秋、静けさを湛えた赤
まずご紹介するのは、「エレガンスコレクション」から登場したSBGA499。
このモデルの舞台は、“秋の穂高連峰”。山々が紅葉に染まり、朝焼けに照らされる一瞬の情景が、ダイヤルいっぱいに広がります。
ダイヤルに宿る詩情
光の加減で表情を変える、艶やかで深みのあるレッドダイヤル。
まるで朝日が山肌を照らす瞬間をそのまま切り取ったような、絶妙な色彩です。
6時位置のパワーリザーブインジケーターや、12時のブランドロゴはローズゴールドカラーで統一され、全体に温かみと高級感を与えています。
美しさと精度を両立したスプリングドライブ
搭載ムーブメントは、グランドセイコーが誇る「スプリングドライブ」キャリバー9R65。
機械式とクオーツ式の技術を融合した独自機構で、±1秒/日という圧倒的な高精度を実現。
なかでも特徴的なのが、滑らかに進む秒針の“グライドモーション”。秋の穏やかな時間の流れを感じさせる、グランドセイコーならではの魅力です。
控えめなサイズと完璧な仕上げ
ケースサイズは40.2mm。ドレス系の「エレガンス」らしく、控えめで上品なサイズ感。
ケースは全面にザラツ研磨が施され、歪みのない鏡面が、光を美しく反射します。
ビジネスシーンでも浮かず、それでいて印象に残る。そんな“品格ある華やかさ”を求める方におすすめの一本です。
SBGE305|夏の情熱を映したGMTスポーツモデル
次にご紹介するのは「スポーツコレクション」に属するSBGE305。
舞台は同じく穂高連峰——ただし、こちらは“夏の朝”。力強く燃えるような空の赤が、ダイヤルに込められています。
マットレッド × ブラックベゼルのコントラスト
SBGE305のダイヤルは、SBGA499に比べるとやや濃くマットな赤。
どこか荒々しさを感じさせる色味で、山肌を染め上げる強い朝日を想起させます。
さらに、ブラックセラミック製の回転ベゼルが組み合わされ、視覚的な引き締まりとスポーティな印象をプラス。
24時間表示スケールも搭載されており、実用性と美しさを両立しています。
GMT機能で世界とつながる
SBGE305が搭載するムーブメントは、スプリングドライブGMT「キャリバー9R66」。
第2時間帯を表示するGMT針を備え、海外出張や旅行でも活躍するモデルです。
また、リューズ操作で“現地時間だけを1時間単位で調整”できる利便性もポイント。
タイムゾーンの異なる地域を行き来する方には、とても心強いパートナーになるでしょう。
スポーツモデルらしい堅牢性
ケースサイズは40.5mmとSBGA499よりやや大きく、厚みも14.7mmとしっかりめ。
200m防水と耐磁性能(4,800A/m)を備え、まさに“実用性の塊”といえる一本です。
仕事だけでなく、休日のアクティブシーンやスポーツウォッチとしての着用も想定されています。
2モデルの共通点と違い
比較項目 SBGA499 SBGE305
コレクション エレガンス スポーツ
テーマ 秋の穂高連峰の朝焼け 夏の穂高連峰の朝焼け
ダイヤル 艶ありレッド/ローズゴールドアクセント 濃赤マット/ブラックベゼル
ムーブメント 9R65(スプリングドライブ) 9R66(スプリングドライブGMT)
主な機能 日付・パワーリザーブ表示 GMT・日付・パワーリザーブ表示
サイズ 40.2mm/12.8mm厚 40.5mm/14.7mm厚
防水性能 100m 200m
限定数 各1,300本限定 (うち国内600本)
どちらの“赤”が、あなたの時間に似合うか?
SBGA499は、「静かな時間」と「気品のある装い」に寄り添う時計。
SBGE305は、「アクティブな時間」と「旅する感性」を支える時計。
どちらのモデルも、グランドセイコーらしい自然への眼差しと匠の技が込められています。
赤という色の奥深さ。
そして、その“赤”が描く時間のストーリーを、あなたの腕で体験してみてはいかがでしょうか?
限定生産のため、気になる方はお早めにご相談ください。