傷が極めてつきにくい、ジンのテギメント・テクノロジー
皆さま、こんにちは。
ただいまアイジュエリーウマキでは、2月21日~3月29日までの期間で“ワールドウォッチプレミアム2026春”を絶賛開催中です。
さて、Sinn(ジン)の時計といえば様々な独自のテクノロジーを採用したモデルがありますが、今回はその中でも人気の高い『テギメント・テクノロジー』について紹介いたします。
時計の外装にとって傷は避けられない悩みの種ですが、ジン独自の耐傷性を高めるテギメント・テクノロジーを採用した時計ならその心配を大幅に軽減できます。この技術は時計の素材そのものを特別なプロセスによって硬化し、傷がつきにくい構造を実現するというものです。
現在ではパイロットウォッチ、ダイバーズウォッチ、ミッションタイマーなど複数のカテゴリーでテギメント加工を施したモデルが発売されています。

セラミックと同等以上の硬度を誇るテギメント・テクノロジーとは
ジンでは素材表面の耐傷性を高めるために、テギメント・テクノロジーという特別なプロセスによって時計の金属表面そのものを硬化させ、保護層(ラテン語で”Tegimentum”)を形成し、セラミックと同等以上の硬度にしています。
テギメント・テクノロジーは2003年にバーゼルワールドで発表した756で初めて採用されました。当初テギメント・テクノロジーはステンレススチールのみに施されていましたが、現在ではUボートスチールやチタンにも対応していて、マットやポリッシュ、サテン仕上げなど仕上げの種類を問わず施すことができます。

テギメント仕上げを施すステンレススチールにはジンが一般的なモデルに採用している医療用サージカルステンレス316Lでなく、より腐食や錆に強い高級素材として知られる904Lスチールを採用しているのも大きなメリットです。「スーパーステンレススチール」と称されるこの904Lスチールは、現在ごく限られた高級時計メーカーのみが採用している素材です。
テギメント仕上げが施された時計の裏蓋やバックルには”TEGIMENT”という文字やこれを表すマークが刻印されています。


テギメント・テクノロジーを搭載したジンの時計2選
ジンにはパイロットウォッチやダイバーズウォッチなど様々なカテゴリーでテギメント加工を施したモデルがありますが、今回はジンのルーツでもあるパイロットウォッチと人気の高いダイバーズウォッチから、テギメント・テクノロジーを搭載した時計を2本紹介します。
【パイロットウォッチ編】
856.B

パイロットウォッチに必要な視認性を最大限に高めた究極のツールウォッチ『856.B』は、ジンを代表する3つのテクノロジーである”マグネチック・フィールド・プロテクション” 、 ”Arドライテクノロジー” 、 ”テギメント”を備えています。
シンプルなデザインはどんな服装にも合わせやすく、20気圧防水を備えていながら厚さわずか11mmと非常にすっきりと着用できるモデルです。
鈍い光沢のマットな質感が通常のステンレスよりハードな印象で、アウトドアシーンでの着用にもぴったりです。

【ムーブメント】
・SW300-1(自動巻き)
・パワーリザーブ約42時間
【ケース】
・ステンレススチール(904L、テギメント)
・風防:両面無反射サファイアクリスタル
・リューズ:ねじ込み式
・裏蓋:スチール(非テギメント)
・20気圧防水
・減圧耐性
・Arドライテクノロジー搭載
【サイズ・重量】
・ケースサイズ:直径40mm×厚さ11mm
・重量:70g(ベルトを除く)
・ベルト幅:20mm
【価格】
■ブレスレット仕様:¥643,500(税込)
■ヌバック・ボアレザー仕様:¥561,000(税込)
【ダイバーズウォッチ編】

日常生活で快適に着用できるサイズの直径41mmケースサイズに耐久性と視認性の良さを実現したU50に、テギメント加工とブラック・ハードコーティング(DLC)を施したU50.S。ケースとリューズには他のUシリーズと同様に、海水への耐性の強いドイツ潜水艦の鋼鉄であるUボート・スチールを使用しています。Uボート・スチールは海水への高い耐性と非磁性特性を持つ、とても強度の高い特殊な鋼鉄です。
テギメントを基盤としたPVD加工で蒸着したDLCのことを、ジンでは”ブラック・ハードコーティング”と呼んでいます。硬度の高いテギメント層に施すことによって、ケース本体から着色層が剥がれるという”エッグシェル現象”を起こすことなくDLCコーティングを施すことが可能になっています。
エッグシェル現象の原理
DLCコーティングによって施された着色層は非常に高い硬度を有します。コーティング層と基材の間で硬度が急激に変化するケースでは、何らかの負荷を受けると、コーティング層が割れてしまう傾向があります。硬い殻(DLC着色層)が柔らかいコア(ケース素材)の上に直に乗っているからです。

一点に集中した力が加わると、基材がたわみ、外側の層を十分に支え切れなくなってしまうのです。これを「エッグシェル現象」と呼びます。これに対し、テギメント加工を施した表面硬度であれば、コーティング層も支えることができます。エッグシェル現象も防止され、着色層の磨耗も大幅に低減します。

【ムーブメント】
・SW300-1(自動巻き)
・パワーリザーブ約42時間
・耐磁性能:4800A/m(DIN8309準拠)
【ケース】
・Uボート・スチール(DLC + テギメント)
・特殊結合方式の逆回転防止ベゼル(DLC + テギメント)
・風防:両面無反射サファイアクリスタル
・リューズ:ねじ込み式
・裏蓋:Uボート・スチール(テギメント)
・50気圧防水
・減圧耐性
【サイズ・重量】
・ケースサイズ:直径41mm×厚さ11.2mm
・重量:74g(ベルトを除く)
・ベルト幅:20mm
【価格】
■¥754,600(税込)
まとめ
いかがでしたか?
金属の表面をセラミックと同等以上の硬さに仕上げるテギメント・テクノロジーは、アウトドアなどでアクティブに行動する時も傷の心配なく時計を着けることのできる、とても嬉しい技術です。
ジンには今回紹介した2本のほかにいくつかテギメント仕上げの時計がありますので、ぜひ岡山のアイジュエリーウマキにジンの時計を見にお越しください。
ワールドウォッチプレミアムへのご来場もお待ちしています。
11,Mar, 2026